コミティア115 某大手さんとめぐる同人ゲームコーナーぶらり旅

02-01,2016

今回、1/31に開催されたコミティア115にて、
大手フリーゲームサークルの方と一緒に、同人ゲームブースを見回らせて頂いたので、
その雑感をしたためたいと思います。

まず始めに、
コミティアにおける同人ゲームコーナーは、
どうも昨今は、意外にも、絶滅寸前の孤島状態のようです。

このごろの、
ゲーム実況主によるツクール・ウディタ系における人気や、
ニコニコ自作ゲームフェス等による盛り上げがあったり、
フリーゲームマガジンという雑誌がエンターブレインから実験的に発売されたりするような、
こんな状況下で、
創作オンリーのコミティアにおける同人ソフトブースは、
ぱっと見、わずかに20~30サークル程度。

サークル地図の上で、
同人エロブースに押しつぶされるように孤立したその一角を指し示しながら、
これっぽっちしかないんですよ
と、
一緒にいた大手フリーゲームサークルの方が言っていたのが
なんとも印象的でした。

しかし、
やや頭のおかしい私にとっては、
それくらいのサークル数の方が好きなので、
「あーいいね!」
と返しました。

最近、その方とも話し合ったことがあるのですが、
個人的にしっくりくる価値評価基準として、
ある程度の範囲で、評価を人気で割った数が妥当だと、常々思っているところがあるので、
ブース全体が2、30しかないということは、
それだけで、
そのカテゴリの人気がほどよく小さいということを示しているとも取れるので、
その部分だけに関しては、個人的にうれしいです。

またそれくらいの数だったので、
1つの1つのサークルをじっくり見ることもでぎました。


第一感、
やはり、まだまだノベルゲームが大半です。
美麗な女の子立ち絵とセリフ画面、
というスクリーンショットを見せているブースが多く見られました。

また個人的なことで申し訳ないのですが、
最近の私は、かわいい女の子が出ている=人気が出やすい=分母が大きくなる、
という凝り固まった観念から、
かわいい女の子が出ているだけで、
目が滑ってしまうことが多く、
残念ながらノベルゲーム系のほとんどは記憶に残りませんでした。

そんな中で記憶にのこったのは、
「めがバカ」さんというサークルさんの
「お姫さまのお相手探し」というゲームでした。

何故記憶に残ったのかというと、
ブースには、
お姫様と一人の男性だけが並んで映るポップが飾られており、
それを見た一緒にいた某大手さんが、
「・・・お相手は・・・もう決まっているようですね・・・」
と、呟き
サークルの方が、その呟きを聞き取って、
笑いながら、
「はい、ルートは1つだけなんで」
と答えたのが
印象的だったからです。

しかしながら、きっかけはどうあれ、
よく見れば、今回のノベル系ゲームの中では珍しいタイプでした。

恋愛ADVではあれど、まず女の子視点で、
絵の雰囲気からしても、オタク的な要素の少ないストレートな世界観のようでした。

その純粋な感じが、あ、やってみたいな、と私に思わせましたが、
私は小心者なので、
何故か、ゲームとは無関係の、手作りのポップ飾りをかわいいですねと褒めただけでした。

去り際、ちらりと視界の隅に、制作ツールの文字が目に入りました。
どうやら吉里吉里で作られているようです。
吉里吉里で作ったというところも、親近感がわきました。


さて、
ノベル系の次に多かったのは、
脱出系、ホラー系のようでした。

このあたりは、ゲーム実況人気ともあいまって、いまだに強いのかもしれません。
そういうことから、上記と同じ理由で目がとまりませんでした。
また、こちらは可愛い女の子が出てくるケースが減るので、
残念ながら、
一緒にいた大手サークルの目に留まることもありませんでした。


それら以外で、個別にあったジャンルとしては、
昔ながらさを感じるシミュレーションゲームやRPGを出している所があり、
そこには、私も大手さんも一瞬で目がいきましたが、
どうやら委託だったようで、パンフレットを眺めるにとどまりました。

値段は1500円で少したかめでしたが、私の好きなタイプのゲーム画面でした。

これを書く段階で、サークルさんの名前を探したのですが、ちょっとわからなかったので、たいとる・作者ともに不明です。


あと、こういう所では、必ず1サークルくらいは、
STGを出しているものですが、
今回も、STGを出している硬派なサークルが1つだけありました。

ただ、STGだ!!と思ってみると、
たいてい、東方チックな画面だったりして、そうか・・・・となることが多いのが、個人的には残念です。
今回いたサークルさんのゲームも、ぱっと見は、そのように見えて、素通りしてしまいました。

あとでそのサークルさんのサイトにいってみましたが、
ゲーム自体は、東方タイプとはまったく異なるもので、それなりに面白そうでした。

しかし、古びた私の脳みそは、女の子キャラがいる、というだけで、
東方か、と思ってしまうようです。


さて、そういったサークルの中、
私がもっとも目に留まったサークルさんが1つありました。

まず、ブースの上に飾られているスクリーンショットのどこにも、
「女の子キャラがいない!!!」

というか、人間キャラもいない!!

どんなゲームなのか、それを見ただけでは、ほとんど予想できないスクリーンショット!!
その色味も、淡くどんよりとしており、どこか親近感を抱く!!!

すると、男の方が、

無料ゲームです、どうぞー・・・・

と手を震わせながらパンフレットを渡してきましたが、
大手さんはまったく止まることなく通り過ぎようとしていたので、
小心者の私は、パンフレットを受け取ることさえなく、その場を通りすぎました。

あとでサイトがないかサークルリストから調べてみましたが、
見つけることができませんでした。

残念。


でも、

可愛い女の子キャラがいるようなゲームじゃないと、
きっと誰もプレーしてくれませんよ・・・、

と、心の中で少し思いました。


さて、
一緒に回った某大手さんが特に目を留めた2つのゲームを、
某大手さんセレクションとして、ご紹介しておきます。

1つは、Athist シリーズというゲーム http://atheist.jp/
すんごく可愛い女の子が、最近よく目にするLive2Dを使ってぐにぐに動くノベルゲームのようです。
ノベル自体はネットで読めるようです。小説も一緒に売っていました。
Unityで作っているそうですが、可愛い絵も自分で描いて、小説も書いて、ゲームも作って大変そうです。
大手さんはこの女の子の可愛さに興味津々でした。


そしてもう1つは、
パンチ探偵アドベンシャー「ボロンゴ」 というゲーム http://borongo-beta.jimdo.com/

パンチパーマー探偵かと思いきやそうではなく、
殴る=パンチで、シナリオ分岐が展開するという、斬新な探偵ADVゲーム。
チンピラ風ヤクザ風の世界観で、パンチという攻撃方法によってシナリオ展開をさせるとは、なかなかの風格です。
スクリーンショットからしても、どこか親近感のわくインパクトのある作風と色使い。
制作ツールは、吉里吉里のようです。
吉里吉里でよくこんな飛びぬけたものを作ろうとおもったな・・・と少し驚きです。
大手さんはこのゲームにも飛びつき、100円でしたが、テスト版を購入されていました。

これくらいのインパクトと、だれでもすぐに想像できるエンタメ感溢れる世界設定、
そういった要素があれば、
可愛い女の子キャラなどいなくても、きっといろんな人が目をとめてくれるだろうな、と思います。
実際、同人ブースコーナーで一番目立っていたのは、このゲームだったと思います。


というわけで、同人ブースをめぐってみて、
好き勝手放題に書いてしまいました。ごめんなさい。

同人ブースコーナーを去る際、私は大手さんに、

「みんな頑張っているね」といいました。

2、30サークルくらいしかないので、頑張ってほしいという気持ちが素直にわきます。

ちなみに、
コミティアと同時併催されていたFreegameイベントの方では、
amahisaさんがふりっくすを頒布されていました。
amahisaさんに聞くと、そちらも、フリーゲームのブースは2、30サークルだったとのことでした。

ネット上では、
ツクール・ウディタ系ゲームと実況主による人気などで、
一部のゲームは二次創作がたくさん出るほどのようなので、
そういう方面から、たくさんいるのかなと思っていましたが、
その辺とは、私の感覚はずれていたようです。

そういうカテゴリは、同人ゲーム・フリーゲームではなく、
単純なゲーム二次創作として、他の同人イベントなどで表れているのかもしれません。


さて、
今後、コミティアの同人ゲームコーナーは、更に縮小していくのでは、という
漠然とした予測が少しあります。

私は、前回コミティアで、同人ゲームコーナーに出ましたが、
出てみると、
同人ゲームコーナーの周辺が、エロばかりなので、
ちょっともうそのあたりには出たくないな・・・
という感じになりましたが、

そういうのを抜きに、
ちょっと同人ゲームコーナーが消えていきそうな気がして心配です。

同人ゲームコーナーで売られているものは、
ほとんどが100円とか、無料とか、で、
もう認知してもらうためだけにコミティアに出ている、という感じがあります。

その値段では、制作資金の回収どころか、出展代や交通費さえ
回収できていないでしょうから、
出るサークルが減ってもおかしくないかもしれません。


某大手さんと同人ゲームコーナーをめぐるのは楽しいので、
もっと多様な制作サークルが見られるようになればいいなと個人的願望を抱きました。

というわけで、
私と某大手さんとめぐる同人ゲームコーナーぶらり旅 第一回
は、いかがでしたか。

このシリーズは、大好評につき、
今年、あと3回くらい続くかもしれません。